〜子どもたちを自然の中へ〜 環境ネットワーク「虹」

 生物多様性ひろば
  自然観察

自然観察会のフィールドであるわかたけ広場は、約2.25ヘクタール、アスレチックやキャンプ場など、野外活動の場として親しまれていますが、多種類の樹木や草花が、様々な生き物をはぐくむ“自然の宝庫”です。春はアカタテハやベニシジミなどの蝶が舞い、夏はクヌギにクワガタやコガネムシが集まり、芝生広場にはトンボが群れます。秋にはカシやシイの木が実をつけ、虫の声もにぎやかに。エノキの葉が落ちる冬には、野ウサギの落とし物(糞)も見られます。四季折々に様々な表情を見せ、身近に自然に触れられる場所として、環境ネットワーク「虹」では、このわかたけひろばをフィールドとして、四季を通じて「遊ぼう学ぼう自然のしくみ」という自然観察会と、「里山の四季を見つけよう」という植物観察会を行っています。幼児期からの「センス・オブ・ワンダー」(自然の不思議に目をみはる感性)を大切にした自然観察会です。
<わかたけ広場の生き物>
  子どもたちと調べたわかたけ広場の生き物の一部を紹介します。
ホシベニカミキリ ラミーカミキリ スズメバチ
カタツムリ ノコギリクワガタ♀ ハラビロトンボ♀
ヒメアカタテハ アオスジアゲハ アカタテハ
イシガケチョウ イチモンジチョウ キタテハ
 
       


   
わかたけ広場の四季


わかたけ広場には秋になると旅をするチョウ、アサギマダラがやって来ます。2007年10月21日に開催した「森のムッレ教室」の際、滋賀件から約2か月かけて700qを旅してきたアサギマダラを再捕獲しました。滋賀県びわ湖バレイで8月29日にマーキングされたアサギマダラでした。日付と地名とイニシャルをマーキングして、再び空に放ちました。2005年からわかたけ広場で、マーキング活動とヒヨドリバナの保護活動を始めてから3年目、福津市のわかたけ広場がアサギマダラの秋の南下の中継地点であることを全国に発信しました。ちなみに春は恋の浦海岸のスナビキソウにやって来ます。

クサイチゴ  春 ヤマトシジミ  春
オニユリ  夏 ムラサキシジミ 夏
ヤクシソウ 秋 アサギマダラ 秋
ヤツデ  冬 ツバキ   冬
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